目次
  1. 1. お金の流れが、逆になっていないか
  2. 2. 仕事の中身と、相手の顔が見えるか
  3. 3. 条件が、現実的か
  4. 迷ったときにやっている3つのこと
  5. 怖がりすぎて、全部避けてしまわないために
  6. まとめ

在宅ワークの募集を見つけて、応募しようとして、手が止まる。「もし怪しい会社だったらどうしよう」と思った瞬間に、ページを閉じてしまう。

私も、まさにそうでした。子どもが小さいうちは家で働きたい。でも、在宅の募集には悪いうわさも多くて、何を信じていいのか分かりませんでした。結果として、応募できないまま募集が終わることが何度もありました。

いま振り返ると、必要だったのは「怪しいものを全部見抜く力」ではなくて、「ここを確認したら応募していい」と自分で決めておく基準だったかなと思います。この記事では、私が応募前に確かめている3つのことを書きます。

1. お金の流れが、逆になっていないか

いちばん大事なのはここです。仕事は、働いてお金を受け取るものです。始める前にこちらが払う必要がある募集は、私は応募しません。

たとえば、こんな言い方が出てきたら、私は閉じます。

  • 「最初に教材費(研修費・登録料・システム利用料)が必要です」
  • 「稼ぐために、このツールを購入してください」
  • 「初回だけ費用がかかりますが、あとで報酬から返金します」

「あとで返す」「初回だけ」と付いていても、お金の流れが逆になっている時点で同じです。私自身、独立してすぐの頃に「見極めずに高額なものを買う」失敗をしているので、ここは強く言いたいところです。払ってから稼ぐ仕事は、仕事ではなく買い物かなと思います。

ポイント

「無料の説明会」の先に「有料の講座」が待っている募集もあります。応募の入口が無料でも、途中でお金の話が出てきたら、そこで一度止まって大丈夫です。

2. 仕事の中身と、相手の顔が見えるか

2つ目は、募集文を読んで「何をする仕事で、誰が頼んでいるのか」がはっきり分かるかどうかです。

仕事の中身は、具体的に書いてあるかを見ます。「スマホでかんたん」「コピペするだけ」のように、作業の説明がなくて、気持ちよさそうな言葉だけが並んでいる募集は、私は避けます。逆に、ちゃんとした募集は「Instagramのフィード投稿を週3本、Canvaでテンプレートに沿って作成」のように、少し地味に書いてあることが多いです。

相手の顔は、次の3つを確かめます。

  • 会社名か運営者の名前があって、検索すると何かしら出てくる
  • 連絡手段が、いきなり個人のLINEやDMだけになっていない
  • クラウドソーシングなら、発注者の評価・発注実績・本人確認の表示がある

名前を検索しても何も出てこない、連絡は個人のLINEだけ、という組み合わせは、私の中では応募しない側に入ります。

3. 条件が、現実的か

3つ目は、報酬と作業量が釣り合っているかです。「誰でも」「1日10分で月30万円」のような条件は、その時点で現実からずれています。

ここで役に立つのが、自分で時給に直してみることです。たとえば「記事1本1,000円」なら、自分が1本書くのに何時間かかりそうかを考えて割ります。3時間かかるなら時給は約330円。それでも「実績づくりのために最初の1件は受ける」と決めて受けるのはありだと思います。私も最初の案件は、金額より「受注から納品まで一度やりきる」ことを優先しました。

問題なのは安いことそのものではなくて、安さの理由が説明できないことと、高すぎて理由が分からないことです。どちらも、計算してみると気づけます。

迷ったときにやっている3つのこと

3つの基準を通っても、まだ不安が残ることはあります。そういうときに私がやっているのは、この3つです。

  1. クラウドソーシングの中で探す。ココナラやクラウドワークスのように、間にサービスが入っている場所なら、報酬の受け渡しも相手の実績も確認できます。私が最初に星(評価)を集めたのも、ココナラでした。
  2. 応募する前に、会社名や案件名で検索する。1分で済みますし、悪いうわさがあれば大体ここで出てきます。
  3. 募集文をAIに貼って「気になる点はありますか」と聞く。判断を任せるわけではなく、自分が見落としている点を1つ目のフィルターとして拾ってもらう感じです。応募文を書く前の下調べとしても使えます。

怖がりすぎて、全部避けてしまわないために

ここまで読むと「じゃあ、ほとんど応募できないのでは」と思うかもしれません。実は、私が動けなかった頃の一番の問題は、怪しい募集に引っかかることではなくて、怖がりすぎて、ちゃんとした募集まで避けていたことでした。

だから、基準は「落とすため」ではなく「応募していいと自分に許可を出すため」に持っておくものかなと思います。3つの基準を通ったら応募する。通らなかったら閉じる。そう決めてから、私は1日に何件も応募できるようになりました。

まとめ

  1. お金の流れが逆になっていないか(先に払う募集には応募しない)
  2. 仕事の中身と、相手の顔が見えるか
  3. 報酬と作業量が釣り合っているか(時給に直してみる)

見分ける力は、応募を重ねるほど自然についていきます。最初から完璧に見抜こうとしなくて大丈夫です。まずこの3つだけ確かめて、通ったものには、応募ボタンを押してみてください。