AIを「相談相手」にするスキル『軍配』を使ってみた|決めるのは自分のまま、迷う時間が減った話
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AIを毎日使っていると、ときどき不安になることがあります。便利なぶん、なんでもAIに決めてもらって、自分の考えがだんだん浅くなっているんじゃないか、という不安です。
そんな私が最近使っているのが、『軍配(ぐんばい)』というAI用のスキルです。自分で買って、実際の仕事で使っています。
この記事では、軍配がどんなものか、私がどんな場面で使ったか、合う人と合わない人を、正直に書きます。
『軍配』は、AIに読ませる「マーケティングの手順書」
軍配は、イケハヤさんがBrainで販売している、AI用の「スキル」です。スキルというのは、AIに読み込ませる手順書やルールをまとめたファイルのことです。アプリではなく、中身はテキストファイルの束です。
これをAIに読み込ませると、発信や商品づくり、公開前のチェックなどを、決まった手順で一緒に考えてくれるようになります。私はClaude Codeに入れて使っています。
値段は980円です。
使ってみて一番よかったのは、「決めるのは自分」のままだったこと

軍配を使っていちばん安心したのは、AIが勝手に決めないところです。
ふつうにAIに相談すると、それらしい答えを自信満々に返してくれます。便利ですが、そのまま乗っかると、自分で考えた気がしません。
軍配を入れたAIは、選択肢と、判断するための材料を並べてくれます。そのうえで、「最後に決めるのはあなたです」という形で止まります。考えるための材料はもらえて、決めるのは自分。この距離感が、私の不安にちょうど合っていました。
実例1:仕事の方向を、2つの案から決めたとき
8月に、これからの仕事の方向を2つの案で迷っていました。どちらにも良さがあって、ひとりで考えていると堂々めぐりになっていたんです。
軍配に相談すると、それぞれの案について、誰に向けたものか、どこでつまずきそうか、今の自分の状況で何から手をつけるべきかを、表のように整理してくれました。
そのうえで、決めたのは私です。片方を主軸にして、もう片方は数を絞って続ける、という形にしました。AIに決めてもらったのではなく、材料を見て自分で選べたので、決めたあとに迷い直すことがほとんどありませんでした。
大きなことを決めるときは、「答えを出して」ではなく「判断の材料を並べて。決めるのは私」と頼むのがおすすめです。軍配はもともとそういう作りですが、ふつうのAIでもこの頼み方をするだけで、だいぶ変わります。
実例2:「毎日やる」をやめて、「今日の一手」だけにした
もうひとつは、発信の段取りです。
私はSNSの投稿がなかなか続きません。以前は「毎日15分」「週に1回まとめて作る」といった計画を立てていましたが、どれも続きませんでした。
軍配を使って段取りを見直したとき、出てきた答えは「量を増やす」ではありませんでした。続かなかった計画は、設計から外す。そのかわりに、「開いたら、いちばん上のひとつだけやる。それで今日は終わり」という「今日の一手」のページを作ってくれました。
そのページには、今日やるひとつと、そのためにコピーして貼るだけの文章が並んでいます。見る数字も絞ってあって、「フォロワー数は見なくていい」とまで書いてあります。続かない自分を責めるのではなく、続かない前提で組み直してくれたのが、ありがたかったです。
このあたりの話は、SNS投稿が続かなかった私が気づいた「最後の一歩」の話にも書いています。
合う人、合わない人
使ってみて、こんな人には合うかなと思います。
- 自分で決めたいけれど、相談できる相手が近くにいない人
- 発信や商品づくりを始めたいけれど、何から手をつけていいか分からない人
- AIに頼りすぎて、自分の考えがなくなるのが不安な人
逆に、こんな人には合わないかもしれません。
- AIに全部決めてほしい人。軍配は、決めるところで必ずあなたに返してきます
- AIを使ったことがほとんどない人。まずはふだんのAIに慣れてからのほうが、使いやすいと思います
また、販売ページでは、性能の高いAIのモデルで使うように案内されています。私はClaudeの上位のモデルで使っています。
まとめ
- 軍配は、AIに読ませるマーケティングの手順書。私はClaude Codeで使っている
- 選択肢と材料は出してくれるけれど、決めるのは自分のまま
- 仕事の方向を決めるときも、毎日の段取りでも、迷う時間が減った
- AIに全部決めてほしい人には合わない
AIに頼るほど、自分がいなくなる気がする。そんな不安がある方ほど、「決めるのは自分」の形でAIと付き合える道具があると、少し気が楽になるかなと思います。